
カテゴリー: 地域経営


機会に恵まれ、半日かけて、地図を片手に、山梨県の中山間地域、大月市と都留市を初めて歩いてみました。五感を駆使するため、あえてスマホは持参しませんでした。まずは、市役所の空き家バンク(思い切って登録してみました)担当者、不動産業者、商店街のヒアリング大月駅周辺など富士急鉄道沿線を歩いてみました。
さらに車を利用して、リニア実験線、山梨県立リニア見学センター、そして近接に新設された道の駅、都留に足を延ばしました。
帰路の大月駅で、多数の欧州やフィリピンなどのハイカーと出会いました。河口湖から世界遺産の富士山の眺望を楽しまれたのです。
しかし事前のヒアリングのように、インバウンド観光客は、すばやく富士急鉄道からJR東日本の特急列車に乗り換えて、新宿に向かいました。
世界遺産の富士山観光客、そして将来のリニア開通も、今回訪問した地域では、波及効果どころか、通過点になることへの懸念の声が多い。
再訪する機会には、ぜひ住民の方々と、地域が元気になるアイデアをともに考えたいところです。
農林水産省農泊推進対策<学生等の派遣実践教育>リンク

農山漁村振興交付金をはじめ大学との連携・協力を希望される団体は気軽にご相談ください。
長崎県立大学の強みは、全学(佐世保校・シーボルト校)あわせて1学年690名定員と小規模ながら、
すべての学生が1~2年の間で、離島などの農山漁村で、4泊5日程度の滞在を経験していることです。
大学名:長崎県立大学シーボルト校
学部・学科名:国際社会学部国際社会学科
研究室概要
ツーリズム・マーケティングに関するアンケート調査の実施・分析・コンサルティング
フィールドワーク研究=離島・

平成27年の国勢調査によると、日本の人口は1億2711万人と前回調査より9万4700人、0.7%減少した(図1)。
世界で10番目の人口になるが、人口上昇を続けるメキシコやフィリピンなどに抜かれて、10位から脱落していく可能性が高い。政府は2015年秋、「一億総活躍社会の実現」を新たな目標に掲げ、「希望出生率1.8」としてきた。ただし2014年は全国で1.42、最高の沖縄県でようやく1.86となる。なお最後に全国で1.8以上を記録したのは1984年である。
政令指定都市、県庁所在地およびその周辺地域への人口集中が進む傾向がある。都道府県を超えた社会移動から、政令指定都市の人口が近隣県の人口を上回るケースもある。顕著なのは広島市・岡山市と島根県・鳥取県の関係である(図1)。九州では、福岡市が、福岡県・鹿児島県を除いて県レベルの人口を上回る。議員定数のほか、道州制・都道府県合併の議論も再燃するのかもしれない。
全国の世帯数は前回調査比で2.8%(145万2,722世帯)増の5340万3226世帯である。男女の人口動態にも地域差がみられる(表2)。女性の人口増加数が男性の人口増加数を上回ったのは、東京都・愛知県・埼玉県・神奈川県・滋賀県である。千葉県・大阪府は男性が減少したものの、女性は増加している。宮城県は男性だけが増加している。男女ともに減少した県で男性に比べて女性の減少が顕著なのは、福島県・岩手県・香川県・長崎県・熊本県・愛媛県・鹿児島県・山口県などである。