小原篤次(立教大学客員研究員/神戸大学研究員)

金融計量分析と産業政策から読み解く

人口の世界シェアの推移:日本の最大は1710年の4.9%、1870年に日米逆転

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トマ・ピケティやアンガス・マディソンのように、長期の統計推計が、今どきの経済史家の重要な研究分野になっている。教科書的な歴史≒政治史へのチャレンジとも言えるのかもしれない。

Max Roserの長期の歴史人口推計によると、「日本」において先祖が経験していないレベルの「人口小国」に向かっていることがわかる。

過去200年で世界シェアが高かったのは1950年の3.3%である。戦後のベビーブームが寄与している。他方、日本がもっとも世界シェアを高めたのが徳川6代将軍時代の1710年である。中世の1400年でも現在の日本より高い。これが2100年になると、0.7%になる。

ちなみに日米の逆転は1870年に起きている。黒船到来から17年後にあたる。2100年を見れば、中国ではなくインドがかつてない「人口大国」となる。
Max Roserは1400年以降、1700年まで100年単位、それ以降は10年ごとで、それぞれ推計している。ただし、歴史統計の元データはKees Klein Goldewijkから入手としている。

表 人口の世界シェア
年 日本 米国 中国 インド
1400 2.5 0.5 19.3 26.3
1710 4.9 0.2 18.1 27.6
1770 3.5 0.5 27.4 27.6
1870 2.6 2.9 27.2 23.3
1950 3.3 6.2 21.7 19.0
2010 1.8 4.6 19.8 23.8
2100 0.7 3.9 9.0 31.1
出所:歴史データはHistory Database of the Global Environment (HYDE), 予測値はUN(2008 revision).

worldpopulation

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