「カジノ化した円」―アベノミクス、黒田金融緩和から米景気回復期待へ―朝日新聞寄稿

「最後に為替相場を問われれば、当面の円安の目標は100円の手前と答える。日本固有の要因だけで半年もトレンドが続くとは考えにくい。それでも95円をあっさり抜ければ、90円後半でもみ合う展開を予想する」(高齢化する日銀総裁、副総裁の実力

前回(3月5日掲載)の為替予想の「当面」は3カ月持たなかったことになる。ただ100円台の円安が、米国の取引時間に米国マクロ要因で起きたとすれば、どうにか予想としては外さなかったことになる。

まずカジノ化した円相場を他通貨と比べて説明したい。

米連邦準備制度理事会(FRB)が集計するドルレートで、豪州ドル、円、韓国ウォンの一日の変化率を過去一年間、グラフにしてみた(図1)。円はユーロとともに主要国通貨のため、投資家・投機家の種類が豊富で、十分な売買代金がある。つまり市場流動性があるため、通常は豪州ドルや韓国ウォンほど激しくは変動しないものである。

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