国債格下げ、見て見ぬふり社会の行く末、朝日新聞WEBRONZA寄稿、長崎県立大学国際情報学部准教授 小原篤次

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格付け会社フィッチ・レーティングスによる日本国債(JGB)の格下げは、さほどマーケットの材料(価格変動の要因)にもならない。投資家は、欧州債務危機の動向を注視していることも幸いし、一時的に多少、円安に触れた程度に過ぎない。

日本国債の場合、国際分散投資で、格付けや信用度(=デフォルトの発生確率の低さ)の変化に敏感な外国人の投資家が少数派である以上、当然の結果だろう。しかも世界の債券は世界金融危機後、格下げラッシュである。格下げは欧州債で続き、米国債も最上級の格付けからダウン・グレードしている。

続きは、朝日新聞WEBRONZAで

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