世銀総裁候補に3人、米国の医師対新興国の経済学者・財務相

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世界銀行理事会は、次期世界銀行総裁の立候補受付を3月23日(金)をもって締め切った。届出のあった立候補者は次の3名である。

ジム・ヨン・キム:米国籍。ニューハンプシャー州ダートマス大学総長
世界保健機関(WHO)HIV/AIDS部門の局長歴任

ホゼ・アントニオ・オカンポ:コロンビア国籍。ニューヨーク州コロンビア大学教授
世界銀行のマネジングディレクター歴任。女性

ンゴジ・オコンジョ・イウエアラ:ナイジェリア国籍。ナイジェリア経済政策調整大臣兼財務大臣
国連の高官ポスト歴任。

理事会は、2月17日発表の手順に従い、今後数週間以内にワシントンDCにおいて立候補者全員との正式な面接を行ない、2012年春季会合までに次期総裁を全会一致で選出する方針である。

国連とは違い、世界銀行やIMFでは、投票権は出資比率を基礎とする。
世界銀行総裁は米国、IMF専務理事は欧州という慣例が崩れないとみるのが主流の予想だ。これまで対抗馬がない無風選挙だったため、今回の総裁選びが注目される。第二次世界大戦後の国際機構の慣行も、長い目で見れば、新興国の出資比率が見直され、崩れる可能性がある。

世界銀行ニュースリリース
http://go.worldbank.org/WF4Y9JIPM0
世界銀行の出資比率
http://siteresources.worldbank.org/BODINT/Resources/278027-1215524804501/IBRDCountryVotingTable.pdf

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